音と付き合う

防音材

目障りなものは目をつぶってしまえば意識の外に押し出すことが出来ます。臭いものにはフタをすれば良いし、感触が気持ち悪いものには触らなければ良いのです。
しかし、音だけは、なかなか防ぐのが難しいものです。例えば、夜中の騒音。壁の薄い安普請のアパート、隣には深夜まで騒ぐ学生。こうなると、ある程度の不眠症は覚悟しなければなりません。
あるいは、上の階から響いてくる楽器の音。売れないバンドマンの、売れないことも納得の下手くそな演奏、時には歌を聞くこともあります。
……と、このように、世の中は騒音にあふれているのです。
こちらが出来ることは限られています。賃貸アパートであれば、勇気を出して一戦交えるか、引っ越すかしかありません。

ただし、ここでは逆の立場に立って考えてみます。騒音、あるいは人によっては耳障りと思われる音を出す立場にある人たちの身になって、考えてみるわけです。
彼らが行うべき、音を出す立場としての騒音対策にはどのようなことがあるのか。それは、防音工事を行うこと、これに限られるでしょう。
音を出すこと、それが迷惑かもしれないと慮る心のある人は、誰もが自宅に防音工事を行います。防音室を作り、中の音が外に漏れないようにするわけです。
音大に通う人、プロの演奏家として働いている人、そういった人たちの家は、防音工事を経て作られた防音室を備えているのです。
そのようにして、彼らは音と向き合い、付き合っているわけです。

Comments are closed.

Category
Archive
Calendar
2014年9月
« 8月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930